手帳の視野5級はとりやすい

2022/04/30

網膜色素変性症で視野狭窄がある人にとって、身体障害者手帳5級はとても取りやすい基準です。手帳で5級ということは障害厚生年金3級になるので詳しく基準を説明します。
手帳5級(=年金3級)の基準は「両眼による視野が2分の1以上欠損したもの」です。
この基準は「両眼で一点を注視しつつ測定した視野が、生理的限界の面積の2分の1以上欠損している場合の意味であり、左右眼それぞれに測定したⅠ/4の視標による視野表を重ね合わせることで、両眼による視野の面積を得る。
その際、面積は厳格に計算しなくてよい。なお、視野の生理的限界は、左右眼それぞれに上・内上・内・内下60度、下70度、外下80度、外95度、外上75度である」ということです。

生理的限界とは、正常な眼で検査したⅤ/4視標でこれを分母にしています。
①一方、分子は視野狭窄した患者のⅠ/4視標です。
②Ⅰ/4視標の面積はⅤ/4視標の面積の256分の1の小さな視標です。
③視標の面積を単純な円として計算してみると、正常な眼の生理的限界560度(平均70度)に対し、Ⅰ/4視標が320度(平均40度)あっても、面積比では約33%しかありません。
①~③を考えれば、たいていの視野狭窄の人がこの基準をクリアしそうだと分るでしょう。

しかし、多くの眼科医はこの基準を詳しくしらないため、「手帳(年金)なんかとっても取れない」といって診断書を書いてくれようとしません。
ロービジョンケア医なら、理解して書いてくれる先生もいるでしょう。

自分がこの基準に当てはまると思った方は、ゴールドマン視野図の画像を送信してもらば無料判定いたします。

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